現在、出会いの場を提供するサービスとして利用できるものは数多くあります。
20年くらい前だと、出会いの場を求めるのであれば合コンやクラブ、ナンパ、出会い系サイト、お見合いパーティー、結婚相談所くらいでした。
その後、街コンや恋活パーティー、相席居酒屋、そしてマッチングアプリというように、新しい出会いの形が誕生して、いまや一般的になっています。
そんな出会い方を比較してみると、それぞれメリットやデメリットがあり、一概にどれが一番いいというのは難しいです。
ですが、コスパ面で比較した場合、マッチングアプリが最強です。これは間違いありません。
ということで今回は、出会い方別にコスパ(コストパフォーマンス)の比較と、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
- 実は合コンのコスパは悪かった!
- 相席居酒屋や街コンのコスパは悪かった!
- マッチングアプリがコスパに優れている理由
そんな内容に触れていますので、ぜひ最後まで目を通してみて下さい。
ただし今回は、利用者の大半が遊び目的である出会い系サイトや、クラブや街頭でのナンパは比較対象から外しています。
あくまで、真剣な交際を見すえた出会い方を対象としています。
Contents
出会いの方法別《コスパ比較表》
ということで、いきなりですが出会いの方法別のコスパ(コストパフォマンス)比較表を作成しました。
比較対象としたのは次の6つの出会いの方法です。
- 合コン
- 相席居酒屋
- 恋活パーティー、街コン
⇒カジュアルで、好きな人と自由に話すことのできる形式 - お見合いパーティー
⇒プロフィールを交換しながら全員と話すことができる形式 - 結婚相談所
- マッチングアプリ
費用相場 | 所要時間 | 獲得 連絡先数 |
実質数 | 実質数1件 あたりのコスト |
コスパ | 成功率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
合コン | 5,000円 | 2時間〜 | 3〜4 | 1 | 5,000円 | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
相席居酒屋 | 8,000円 | 2時間〜 | 4〜6 | 2〜3 | 3,000〜 4,000円 |
★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
恋活パーティー 街コン |
6,000円 | 2〜3時間 | 6〜8 | 3〜4 | 1,500〜 2,000円 |
★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
お見合い パーティー |
6,000円 | 2時間 | 1〜3 | 1〜3 | 2,000〜 6,000円 |
★★★☆☆ | ★★★★☆ |
結婚相談所 | 月10,000〜 20,000円 |
なし | 0〜1 | 0〜1 | 10,000〜 20,000円 |
★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
マッチング アプリ |
月4,000円 | なし | 月20〜100 | 月20〜100 | 40〜 200円 |
★★★★★ | ★★★☆☆ |
なお、表の項目についての定義は下記の通りです。
- 費用相場・・・その方法にかかる(1回あたりの)費用
- 所要時間・・・連絡先を交換するまでの時間
- 獲得連絡先数・・・その方法で得られる連絡先の数(相場)
- 実質数・・・得られた連絡先のうち、実際にアプローチをかけられる連絡先の数
- 実質数1件あたりのコスト・・・費用相場を実質数で割ったもの
- コスパ・・・コスパについての評価
- 成功率・・・交際や結婚に発展する率
次の章では、評価の具体的な内容を解説していきます。
出会いの方法別《メリット・デメリット》
では、出会いの方法別に、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
合コン
【メリット】
- 2時間程度じっくり話せるので、相手の素の姿が見えやすい
- 幹事という共通の知人がいるため、親しくなりやすい
- 幹事のつながりがあるので、変な人や怪しい人がくることが少ない
- 1対1での会話が苦手でも、複数人で盛り上がることができる
【デメリット】
- 自分のタイプの人がいなくてもその時間は拘束される
- 1対1で話す雰囲気に持っていけるかどうかはメンバー次第
- 気になる人が2人以上いても、実質的にアプローチできるのは1人に限られる
合コンは楽しいですよね。
それは慣れている友人と一緒ということもそうですし、幹事同士でつながりがあるので、相手の素性がわかっていて安心ということもあります。
一般的に1次会で2時間、2次会まであればそれ以上の時間を一緒に過ごせるので仲良くなりやすいです。
ただし、1対1でじっくり話せるモードに持っていくのは難しいです。
もちろん、メンバー同士で協力すれば可能ですが、みんなでワイワイ盛り上がる雰囲気になってしまうと、「楽しかった」で終わってしまい、次に繋がりづらいこともあります。
また、同グループのため、気になる相手が2人以上いても同時進行でアプローチするのは基本的にNGでしょう。
したがって、同じグループでアプローチできるのは実質的に1人で、コスパを考えるとあまり生産的とは言えません。
忙しい人にはあまり向かない方法と言えるでしょう。
相席居酒屋
【メリット】
- ある程度の時間(2時間程度)じっくり話せるので、親しくなりやすい
- 何組かと相席できるので、複数のグループと交流できる
- (女性側)完全無料で利用できる
【デメリット】
- (男性側)時間制で料金が加算されるので、気づくとそれなりの金額になっている、ということがある
- (男性側)女性が完全無料のため、婚活・恋活への動機が比較的弱い人が多い
- 一人では利用できない
- 話してみるまでどんな相手かよくわからない
数年前に話題となって一気に増えた相席居酒屋。
仕事帰りのサラリーマンやOLさんを中心に、今でも利用客は多いようです。
あまりダラダラ長時間飲むのではなく、1組30分〜1時間など区切って話すことができ、意気投合すれば別のお店で飲みなおす、ということも可能です。
また、女性は完全無料なので、合コンや恋活パーティー以上に気軽に利用できます。
その反面、婚活・恋活への意欲が低い女性も多いというのが実情で、男性側からするとそれを覚悟して口説き落とす努力をしなければいけません。
1度で何組かと話すことができ、複数の人と連絡先を交換するのが可能なので、グループが違えばアプローチの同時進行も可能です。
とはいえ、せいぜい3組程度で、1つのグループで1人と考えてもアプローチできるのは合計3人程度です。
なお、男性側は料金が時間制なので、楽しみすぎて気づけば料金が1万円を超えていた、ということもあるのでご注意を。
恋活パーティー、街コン
【メリット】
- 男女ともに気軽に参加できる
- (パーティー)立食形式のパーティーでは気になる相手とだけ話せる
- 連絡先交換後、同時進行で複数の相手にアプローチが可能
- (女性側)非常に安い金額で参加できる
【デメリット】
- (街コン)話す相手を選べない
- 気月に参加できる分、婚活への意欲は低い
- ライバルが多いので、連絡先を交換しても印象が残りにくい
- 話してみるまでどんな相手かわからない
相席居酒屋よりももっとライトに楽しめるのが恋活パーティーや街コンです。
非常に多くの男女が参加し、賑やかです。
特に恋活パーティーによくある、立食形式で自由に話しかけられるタイプだと、男性は気になる人にだけ話しかければよく、無駄打ちが少なくてすみます。
ただし、男女比が悪いと女性が全然空かずに、ほとんど女性と話せずに終わる、ということもあります。
話せたとしても、ライバルが非常に多く、印象を残しにくいです。
そのため、後日連絡をしても続かないことが多いです。
女性側は、外見がある程度いい方の場合、終始男性が話しかけてくるので、ずっと話しっぱなしで疲れます。
逆に外見が残念な方の場合は、男性と目が合っても話しかけてもらえず、惨めな思いをしてしまうかもしれません。
あまり外見に自信がない女性の方は傷つく可能性があるので、別の方法のほうがいいかもしれません。
うまくいけば多くの人と連絡先を交換できますが、関係性も築きにくく、ライバルも多いため、次につながりにくい「質の悪い連絡先」になりやすいです。
そういった理由で、総合的にコスパはあまりよくありません。
お見合いパーティー、婚活パーティー
【メリット】
- 参加者全員と話せるので、タイプの相手が見つかりやすい
- プロフィールカードを見ながら話せるので、会話が苦手でもきっかけが作りやすい
- 運営側のサポートがある
- うまくいけば3人くらいの相手と連絡先が交換できる
- 条件を指定している婚活パーティーが多く、相手の条件(年齢や収入など)をある程度絞って参加できる
【デメリット】
- 一人一人と話せる時間が短いため、素の部分までは見えづらい
- マッチングが成立すると、他の異性にはアプローチしづらい
「お見合いパーティー」と呼ばれるような、昔ながらの婚活パーティーは、基本的に男性が席を1つずつ移動しながら、1人ずつ順番に、全員と話すことができるスタイルです。
自身のプロフィールをカードに書いて、それを見ながら会話ができるので、会話に自信がない方でも、会話のきっかけが作りやすいです。
また、運営のサポートもあるので、全然話せず惨めな思いをする、ということはほとんどありません。
ただし、1人と話せる時間は2〜3分で、その後のフリータイムも限られた人数としか話せないので、あまり1人とじっくり話す時間がないのがデメリットです。
マッチングが成立すれば、その相手とは改めてじっくり話せるので、マッチングできるかどうかにかかっています。
ただ、マッチングすると他の異性とは連絡がしづらい状況になるので、コスパとしてはあまりいいとは言えません。
結婚相談所
【メリット】
- カウンセラーが成婚までサポートしてくれる
- 成婚率が高い
- 独身証明書の提出が義務付けられるため、既婚者がいない
- 細かく条件を設定して相手を探すことができる
- 婚活への意欲が高い
- 相手の素性をよく知った上で会うことができる
【デメリット】
- 費用が高い
- 自身の条件(特に収入面)が悪いと厳しい
費用は高いですが、カウンセラー(コンシュルジュ)がしっかりサポートしてくれるので、他の方法に比べて成婚率が格段に高いのが結婚相談所です。
あまり長期間ダラダラと婚活をするのには向きませんが、短期間で結婚への糸口をつかみたい、という方にはおすすめです。
結婚への意欲が強く、月に何度も合コンや婚活パーティーに行っているのであれば、結婚相談所の方が結果的に費用は安く済むかもしれません。
ただし、男性側は条件面(収入面)が良くない方には、かなり厳しい状況です。
とはいえ成婚率が高いので、無駄打ちは少なく、非常に効率的な方法です。
単純に費用を考えると高額ですが、コスパという点では考え方次第です。
マッチングアプリ
【メリット】
- 費用が安い
- 細かく条件を設定して相手を検索できる
- 直接連絡先を交換せずにメッセージのやり取りができる
- 選択肢(登録数)が多い
- 複数の相手に同時進行でアプローチできる
- メッセージをやり取りしてある程度相手のことを知った上で会うことができる
【デメリット】
- メッセージのやり取りをマメにできないと厳しい
- 実際に会ってみるまで外見がはっきりしない
- ライバルが多い
男性にとってダントツでコスパがいい方法がマッチングアプリです。
相場としては月額4,000円ほどで、出会いの数は数え切れないほど多くもつことができます。もちろん、アプローチの同時進行も可能です。
コツさえつかんでしまえば、ほぼ毎週新しい相手とデートできます。
女性は他の方法でも無料で利用できますが、数多くの男性の中から気になる相手を選べるという点では、やはりコスパが非常に高いです。
また、よく知らない男性と合ったその日に連絡先を交換するのは不安なもの。
マッチングアプリは直接の連絡先を交換せずにメッセージのやり取りをし、相手のことをよく知ってから交換することができるので、結婚相談所に次いで安心感が強いです。
そして、男性側にとって大きなメリットとしては、デート(2人で会う状況)までの費用が、月額料金以外にかからないということ。
結婚相談所以外の他の方法だと、デートまでには費用と時間を必要としますが、マッチングアプリの場合はメッセージのやり取りの時間だけ。メッセージで関係を深める手間を惜しまなければ、コスパは非常にいいと言えます。
男性は月額4,000円程度、女性は無料でこの仕組みを利用できるマッチングアプリは、コスパ最強と言えるでしょう。
まとめ:恋人候補の獲得を考えるならマッチングアプリが最強。
いかがでしたか。
マッチングアプリが他の出会の手段に比べて格段にコスパがいいのを知っていただけましたでしょうか。
ただし、メッセージから少しずつ関係性を築いていくので、少し時間がかかる方法ではあります。
そこさえOKなら、コスパよく効率的に婚活・恋活をしていきたい方、学生や社会人になりたてであまりお金を割けない方には、マッチングアプリが非常におすすめです。
でも、「少し費用をかけてでも、すぐにでも結婚したい!」という方は結婚相談所も検討してみるといいと思います。
真剣度やサポートなどからの成婚率を考えると、結婚相談所や婚活コンシュルジュの方が可能性が高いですから。
ぜひ自分の状況に合わせて最適な婚活・恋活の方法を選んでみて下さいね。